入院中のはなし
結局、入院は、36日間でした。
検査入院からの治療に流れたので、おおよその覚悟はしていたものの、日がな一日を過ごす準備は最低限しかしておらず、すでに治療2日目ほどで、時間を持て余し始めました。
幸いなことに、姉が近くに住んでいて、コピー用紙100枚と2Bの鉛筆を買ってきてもらい、友人から色鉛筆をプレゼントしてもらいました。
なので、暇さえあれば、スケッチをしていました。この病院は、駅前の住宅街の中に、にょきっと建っている立地で、ベッドが4人部屋の窓側だったので、1日の中で変化する煙突の煙、電車、いろんな雲、山、家、駅のホームに立っている人など、スケッチしまくりました。
あと、友達からの「これ描いて」の課題に応えたり褒めてもらったり、ダメ出しされたり。あとは、パズル、小説、少女マンガ、雑誌を端から端まで読みこむ、映画、テレビ、朝活書写、筋トレ、病棟の周りを足慣らしで歩く等々、案外、最後の方は、10分刻みごとに予定がルーティンのようになってて、やらなければいけない用事(ほんとは別にやらなくていい用事だけど)に溢れていました。【※長期入院されるかたに、ノートパソコンを持ち込んで、スマホでミラーリングしたら、テレビでもYoutubeでも延々となんでも見れます。おすすめ(通信料はかかりますが)。備え付けのテレビは、テレビカードという、1枚1000円で20時間見れるというのもありますが、割高なので。】
わたしの入院生活は、たまに点滴や、検査などで体の自由が効かないこともありましたが、基本的には、薬を飲んでご飯を食べて何事もなく一日を過ごすのが目標なので、足の痺れのことを考えなければ、変な宿泊旅行みたいな感じでした。(病院食は美味しかった。これが救いでした。)
(あと、お医者さん、看護師さんはじめ、医療従事者の方たち、皆さん、とても優しくて気持ちのいい方ばかりでした。すごい仕事。それにもとても感謝してます。)
次は、4人部屋のあれこれの話