ソメイヨシノの年輪です。
木工をやっていると土地柄、丸太で木をいただくことがあり、板に加工したりしています。
切り立てで水を含んだ状態の年輪がとても鮮やかできれいでした。
今度の展示が3月の末なので、いままで制作にかかってて手を着けられなかった様なことをぼちぼちやっています。
ここ10年ほどやっていなかった、器つくりなんかをしています。
器といっても生活で使うようなものではなく、オブジェというか、作品寄りのものです。
もう木を扱いだしてから15年くらいになるのですが、学生のころは陶芸で大きな器ばかり作っていて、卒業後、環境的に陶芸ができなくなり、いろいろもがいた揚句、木で器を作ってみたのが私の木工の始まりです。
ほんとうに久しぶりに取り掛かっているので、リハビリのように少しずつ作っているのですが、ここ最近作っているスタンスと全く違う取り組み方じゃないと作れないので、とても新鮮な気持ちになります。
昔作っていたものとやはりリンクするところもあって、自分の好きなもの、かたちの再発見の旅みたいです。
ひとつ作るのに、とても時間がかかるので、10年前はこんなことを平気でやってたのか!とびっくりもしますが、多分、この制作は満を持して私に必要なことなんだろうと思って地道にやって行こうと思います。
また、お見せできるものが出来たら展示しようと思っております。