2020年12月9日水曜日

個展に向けて

©mizusai




木工を始める前、何かをつくりたいと思っていたものの、素材は何がいいか、どうしたらいいか、日々悶々と過ごしていました。

立体を構成するための平面、立ち昇るような面、踏み固められた地面、ずっと、面の存在感みたいなものに惹かれてはいても、どうやってそれを表せばいいのかわからず、それでもつくりたいと思って、おもむろに木を彫りだしたのが、わたしの木工のはじまりでした。

そのころから、粘土を木に埋め込んでみたりして、素材を感じながら、表面を面としてどう存在感を持たせるのかみたいなことをずっと考えながら制作してきました。

今回、個展のための制作にあたり、漆、胡粉の他に、何かで表面にテクスチャをつくれないかと思い、日本画などで使われる土顔料を見つけました。

色をつけるというより、面を際立たせたいというのが目的で、木の凹んだところに土顔料を埋め込み、スプーンの裏で擦り付けると、土顔料と木に艶が出てきて、異素材でつくられた面が一体化してきます。

そして、器の口縁を薄く削ぎ落とすと、木の塊だったものが、殻のようなものに見えてきます。

「空殻(しいな)」という題名は、もともとは「秕」という漢字から、島崎藤村の「破戒」という小説に当て字として書かれた言葉を引用しています。

秕とは、実のならない籾(もみ)という意味。

今あるものを持って、そこに欠いたものを想像できないかみたいなことを思ってつけました。

そのあたりを、共鳴できたらとても嬉しいです。


 

2020年12月8日火曜日

作品できてきました


 12月12日(土)からはじまる水犀での個展作品ができてきました。

今回は点数などが予想できるような制作ではなかったのですが、ある程度の点数にまとまってきて、少しホッとしています。

オブジェ、壁掛け、食器、ブローチをつくりました。

いつもでしたら、こちらのブログやインスタグラムなどで展示前に作品をご紹介しますが、

サイズが大きい作品も多く、家ではなかなかきれいな写真が撮れなかったりするので、展示の様子でご覧いただけたらと思います。

この世相も踏まえて、お越しいただけない方にも、水犀のホームページやインスタグラムで個展の展示風景など写真でご紹介できたらと思っております。初日からオンラインでもご購入できます。

水犀webhttps://mizusai.jp/

水犀インスタグラムhttps://www.instagram.com/mizusai_/

私は12月12日(土)13日(日)22日(火)23日(水)24日(木)に在廊する予定でおります。

宮内知子 空殻(しいな)
2020年12月12日(土)~24日(木)
12:00~19:00(最終日は17:00まで)

水犀
東京都台東区三筋1-6-2小林ビル3F
都営浅草線蔵前A1出口より徒歩6分 JR浅草橋西口出口より徒歩10分
tel 03-5846-9118

2020年11月29日日曜日

個展のお知らせ 宮内知子 空殻(しいな)

 


宮内知子 空殻(しいな)
2020年12月12日(土)~24日(木)
12:00~19:00(最終日は17:00まで)

水犀
東京都台東区三筋1-6-2小林ビル3F
都営浅草線蔵前A1出口より徒歩6分 JR浅草橋西口出口より徒歩10分
tel 03-5846-9118

水犀web


わたしは短大で陶芸を勉強したのち、
25歳の時、木で器をつくれないかなと思ったのが木工をはじめたきっかけでした。
なにかを入れるためというより、器というカタチを持って表現できないかと思い、様々な種類の木を接ぎ合せ、合わせ木という手法で木の塊をつくり、そこから削ぎ落して大きな器をつくるようになりました。
今は、食器類などと並行しながら、アートピースとしての器をつくり続けています。
この度、大きな器を中心とした個展をすることになりました。
新しい表現方法として、様々な国の土顔料を使った作品をつくりました。

是非、ご予定いただけましたら幸いです。


今回、桜井ただひささんに撮影を、増田満(MAN STUDIO)さんにデザインを依頼してDMを作成しました。
取扱店、知り合いのお店などに置いてもらっています。ぜひお手に取ってもらえましたら嬉しいです。

もし、DM送付ご希望の方がいらっしゃいましたら、
までご一報ください。








2020年11月18日水曜日

日々


 東京の個展に向けて日々つくってます。次の展示は、ほんとうに自分がやりたいものを意識しながら遂行している感じです。

そう思いながらやると、20歳そこそこで、表現したいと感じていたことと諸所リンクするところがあったりして、

少しずつでも昔からなんとなく考えていたものに近づいているのかもしれないなぁと実感します。

あちこち試行錯誤、ぶつかりながら、やればやるほどハードルは高くなるし、苦しくも楽しい。

そんな中で、なんとかいいものができるよう頑張って制作しています。

また詳しくは後日お知らせします。

2020年11月10日火曜日

4つの引き出し展終了しました。






 初日、最終日に在店いたしました。
4人の展示は毎年ワイワイ賑やか。来年も、数は多くなくとも、いいものを集めた楽しい展示ができたらと思っております。

お越しいただいたみなさま、どうもありがとうございました。



2020年10月29日木曜日

フィールドノートの展示、30日から



10月30日から奈良、フィールドノートで「4つの引き出し展」はじまります。11月8日まで(期間中、11月1日、2日お休み)


今回つくったものです。

初日、最終日に4人で在店しております。

カフェ、ランチがてら、どうぞお越し下さいませ。




4つの引き出し展


木/宮内知子

金/上田真理子 um.

紙/萩原桂子

革/坂田典子

2020年10月30日(金)〜11月8日(日)【期間中、11月1日(日)2日(月)お休み】

在廊日/10月30日、11月8日

11:00〜17:00


フィールドノート

奈良市四条大路2-2-17

tel 0742-36-7227


https://fieldnote-nara.com/





 




 

2020年10月18日日曜日

展示のお知らせ


4つの引き出し展


木/宮内知子

金/上田真理子 um.

紙/萩原桂子

革/坂田典子

2020年10月30日(金)〜11月8日(日)【期間中、11月1日(日)2日(月)お休み】

在廊日/10月30日、11月8日

11:00〜17:00


フィールドノート

奈良市四条大路2-2-17

tel 0742-36-7227


https://fieldnote-nara.com/


今年も開催いたします。
4人の素材と4つの手から生まれるモノたちを
どうぞお楽しみください。

 

2020年10月13日火曜日

茶の輪

いるふ。にて、二名良日(ふたなよしひ)さんの展示をしています。
先日、お茶の木で輪っかを作るワークショップがあったので参加しました。

二名さんは現在77歳。なにをするにも年齢は関係ないとは思いますが、そのくらいの年齢の方と、ものつくりの話をするのは初めてで、お話を聞いてると、なぜものをつくるのかみたいなことには理由なんていらないのだと、強い言葉をもらいました。

二名さんの字

 二名さんの作品は18日まで展示しています。

もしよろしければ京都、南山城村のいるふ。にお越しください。詳しくは↓

https://www.instagram.com/irufu_minamiyamashiro/?hl=ja





2020年10月5日月曜日

カウリの包装紙



 
カウリの10周年記念展では、こんな包装紙で包んでもらえます。わたしのお皿の絵も載ってます。嬉しいです。


わたしの作品はありがたいことに初日で完売してしまいましたが、展示は11日まで開催しております。




 

2020年9月28日月曜日

カウリ10周年企画展



カウリでの10周年記念の企画展に向けて、3寸皿、7寸皿をつくりました。


画像の扇子は奈良扇(ならおうぎ)というもので、昔からある奈良絵を扇子にしたてたものです。
京都の扇子店で、検品の仕事をしていたとき、さまざまな意匠をみてきましたが、なかでも好きなもののひとつで、一本手元にも置いてあります。
今回は、その中のモチーフをちょっと拝借して描いています。
カウリがあるならまちは、まさしくあの奈良絵のような雰囲気で、毎回おとずれるのが好きな場所です。
そんな感じを絵にできればと思いました。

鹿のブローチもつくりました。

展示は10月2日から11日まで。
初日は予約制になります。
どうぞご覧いただけたら幸いです。


 




2020年9月22日火曜日

よしなしごと

一年に一度くらい、ひとりで突発的に出かけたくなる時があって、それがおととい起こりました。
歯医者から帰る途中、フロントガラスから空を仰いだ途端、曽爾高原に行きたくなって仕方なくなり、そそくさと支度をして、行って来ました。


山肌に雲の影が動いて行くのを見ながら登って行くのがとても気持ちがいいのです。
人も思ったよりもまばらで、汗をかきつつ登るのですが、その間も心地良い風が頬を撫でます。

 高原の天辺でコンビニのおにぎりふたつをはむはむ食べながらぼーっとしつつ、しみじみ、来てよかったなぁと思いました。

降りたのちの温泉もよし。

次の日の筋肉痛もまたよし。

いい1日なりました。


また制作がんばろう。