2017年7月3日月曜日

草の舟の展示終了しました。ありがとうございました!

新潟県での初めての展示、「草の舟」での個展、終了しました。
残念ながら在廊はできませんでしたが、
じっくりゆっくり見ていただいた方がたくさんいらっしゃったとのご報告。

楽しく使っていただけたら幸いです。
草の舟の平野さん、見てくださった方々、どうもありがとうございました。



先日、7月1日からはじまってます、京都、南山城村のarabonで森口信一さんの我谷盆展にお邪魔してきました。

我谷盆というのは、石川にあった我谷村というところで細々と作られてきた栗のお盆。
ダム建設のため、その村は水没し、同時に我谷盆の伝統もそこでとだえるのですが、後に黒田辰秋氏がそれをみつけ、一時は途絶えた我谷盆を復興、伝承しようといまでは様々な木工作家がつくっています。
決まりは
・一材であること。
・刳りものであること。
・栗材であること。
・見込みや立ち上がりの内側や外側に丸鑿(まるのみ)跡が刻まれること。
文献によれば、この条件を満たしておけば「我谷盆」と称してもいいらしいです。

我谷盆の講習会があったので参加して、初めてつくってみました。
作家の方の手順を改めて教えてもらってつくることはあまりないことなので、
いろいろ勉強になります。
わたしは木工を生業としているので、こういう中に混じって教えてもらうのは、人によっては顔をしかめる方もいるかもしれませんが、我流でやっている私の強みとして、
まーいいんじゃないかなーと。
実際にされてる方の実践を伴った手順やお話はとても今の私にしみ込みます。
売るとかになるとおこがましいが、自分用に大きな我谷盆をいつか作りたいなーと思いをはせたのでした。

あ、肝心の森口さんの展示の様子撮るの忘れてしまいましたので、買った茶匙の写真を(ガラスは蠣崎マコトさんの)。

7日まではarabonにて。8日から31日まではゆがふ(予約制)にて展示しております。
とても使いたくなる素敵なお盆が並んでいます。