2022年9月15日木曜日

作為と無作為





日々、個展に向けて絵を描いています。
個展は定番に加えて、新作をつくるべく、新しい図案・テクスチャなど探ったりする機会でもあります。
主に食器なので、絵と図案の間をいくイメージで描いているのですが、
作業している中で、途中経過のものが、キラリと光っていたりします。われながら書のようにかっこよくて、美しいシルエットなのですが、それはあくまで作業の途中なので、悲しいかなそれを取り除くことをしないといけません。かっこよく描かれた線はおのずとパワーダウンして、いつもの自分がやろうとした線に落ち着きます。

そこから、あの作業途中の感じを最後に遂げたらと思い画策しながらやってみるのですが、案の定、作為感満載の線ができあがります。
わかってはいるのですが、その中でそれと並行して、無作為でやった作業途中のものがころんと置いてあり、そちらのほうが断然かっこいい顔をしているのであります。

あぁ、むずかしいむずかしい。
作業は続きます。