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水犀での個展、空殻(しいな)が終了いたしました。
コロナ禍の中でもお越しいただいた方々、WEB上でご覧いただいた方々、遠隔ながらも様々な反応をいただけました。この場を借りてお礼申し上げます。
今回の展示に向けて、自分がどのようなものを表したいのか、制作を続けるにあたって次に向けての考えをどのように表明するのか、1年以上かけて取り組んできました。
自分がずっと木やいろいろなマテリアルと対峙しながら出来上がったものを、第三者に見せるということは、こういうことかと今回改めて感じさせてくれた展示でした。
それは、他の可能性や、自分が思っていた常識、非常識みたいなものの上書きというか、自由に取り組んでいたつもりのものも、実は案外縛られた中でいたこととか、そういうものをこれからは取っ払う(というまでにはまだいけませんが)作業の必要性を感じました。
型破りだと思っていたことが、案外狭い中で見ていたりして、自分の考えを表明すると、途端にいろんな声が聞こえて来ました。そういうのをあれこれ聞いてみると、わたしはまだまだやるべきことはいくらでもあるのでした。
なにせ、どこかで修業をするという経験もなく、いままでも自分で取捨選択して取り組んできたことなので、毎日、自問自答の日々は続くし、失敗もあるし、ものも売れたり売れなかったり、一喜一憂しながらの日々ではあります。
ですが、そんな中でも自分がやりたいことをやって、頑張って選んできたことをそのまま喜んでもらえるということはほんとに嬉しいことでした。もう少し自信を持って、もう少し偉そうに(笑)取り組んでいってもいいのかなあと思います。
星占いでは、これからは風の時代と聞きますが、今までのように周りの必要に応じてつくるのと同時に、自分の声に従ってつくるという作業がこれからもっと大切な時代になってくるような気がします。
これからも、自分の感覚、センスを信じながら、聞こえてくる声に合わせておもしろいものをつくっていこうと思います。
どうもありがとうございました。
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