2017年4月10日月曜日

和知の旅









京都、京丹波町和知のわち山野草の森で、4月8日(土)9日(日)に行われていた、はるいろさくらまつり、森の展示室が終了いたしました。
(他の作家の方々は、引き続き23日までご覧になれます。)
搬入含めて3日間、和知に滞在してきました。


参加させてもらうのは三回目で、今回の展示は、20年間作ってきた用途を持たない作品群を原っぱの上に時系列がわかるように題名と制作年を表記して全部並べてみました。

何もわからず始めたころから、近年作られた作品まで、久しぶりに見る作品は、ひとつひとつやってやるという力が込められいて、形状はさまざまながら、ないところからつかむようなものをつくるという行為が大好きなんだなーという再確認をしていました。
用途や使用目的を持たないものは、純粋にそういったものを見つめながら制作することができます。
木工を始めたきっかけがそういうことからなので、いつまでも作っていけるし、これからも作っていける環境が必要で、そういっていつまでも生きていけたらないいなーと思いました。
また、他に展示していた作り手の方々も、とても興味深く、かっこいいものを作られている方ばかりで、若い作家の方、ずっと作ってこられた方を交えて毎日呑んで語る有意義な時間を過ごすことができ、そんな方々から私の展示を褒めていただいたのもとても嬉しかったです。


木工を生業とするなら、商売のことも大事だけれど、モノがあふれる今、なぜ物を作っていく仕事をするのかを考えたり、自分の基(もと)みたいなものを見直すとても大事な機会になりました。

ご覧いただいた方々、ハタノさんはじめ、この企画展に関わってこられた方々にお礼申し上げます。

どうもありがとうございました!