2019年5月21日火曜日

日々よしなしごと

ただいま、陶芸をされている宮城の市岡泰さんの工房ギャラリーにて展示中です。
【展示はあと、5月24日(金)、25日(土)】

わたしは5月の展示の山を一越えして、次の展示に向けて制作中。

私が展示をさせていただく場合は基本、在廊以外はお店の方にお任せしているので、
ご購入の際はあまり立ちあうこともなく、どういうものをご購入いただいたなどは、
展示を終える搬出時、残った作品を見ながら、お店の方のご報告などを聞きながら、そうかーなど思いを馳せたりするのですが、
もちろん、残った在庫にご購入いただいたものはなくなっており、お売りした実感もないので、なにか、つくったものが消え去った感じがします。
自分のつくったものが人の手に渡っていくいうことは何よりもありがたいことなのですが、具体的にお渡しした実感がないので、たまにふと、「あ、そういえば、あれがなくなっているということはあれを買ってくれた人がいるのだ!」などと思う時があります。(一点ものなどは特に思う時があります。)あーあれはいつか売れていくよなーと思ったり、おー!あれを買ってくれたのかーありがたいーとか思ったりしています。

だからなんだという話でもないのですが、つくっているときはつくっている対象に集中して眼差しを注いでいるのですが、出来上がった時点で、すでに自分の手を離れて別の流れの中に乗せていく感じがあります。自分がつくったものですが自分のものではないような。
つくったものがすんなりと流れに乗ったり、ずっと自分の手元にあったりするものもあり、いろいろですが、長くものづくりを続けていって、ちゃんと自分のつくったものが流れの循環に乗っていく割合がだんだんと増えて来ているような気がしています。
たいへんありがたいです。
これからも自分のオリジナルを研鑽しつつ螺旋階段のように
ものの循環の軌道にいつか乗るようなものを必ずつくっていこう。


次の展示は京都の若葉屋さん、
6月21日(金)~30日(日)です。
スペシャル企画もあります。
また後日お知らせします!