2015年1月26日月曜日

朴の木

私は朴(ホオ)という木をよく使います。朴葉味噌で使われるあの朴です。やわらいかくて彫りやすいので版木や彫刻で良く使われます。


同じ種類の木でも地域性なのでしょうか、個体差があっていろいろな色があるのですが、特に朴の木は様々な色があっておもしろいです。濃いグレーだったり緑に近い抹茶色だったり。緑の色が強い朴があるとすぐ手にいれたくなります。
木には中心に近い部位を赤太(あかた)端の方を白太(しらた)と呼ぶのですが、普段、白太の部分は虫食いがあったり、色としても基本的に制作には使わないことが多いのですが、朴の木の端っこはものによってはとってもきれいな薄いグレーのものがあったりしてとても重宝しています。



おはなのブローチの真ん中の木が朴の端の部分になります。とてもきれいな色です。